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最近、「森」という建築コンセプトをよく耳にする。
だがそれはいつも漫画っぽい植物配置とか柱の林立程
度のお粗末でしか扱われることがない。「森」という
のは、部分と全体が不可分で相互作用を与え合う、一
如なる世界観のメタファーなんだ。誰もが問題にする
流行を聞きつけて、早々にそれをアレンジするなんて
若者には似つかわしくない。
作品は、表層や流行だけの連想ゲームでなく、奥深い
メタファー(隠喩)やメトニミー(換喩)として扱わ
れることになれば、その世界観は驚異的に広がるとい
うのに。

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