創作に於いて、コンセプト（頭）と形（手）は、どち
らが先でも宜しい。
大切なのは、その両者の後先なのではなくて、それら
がいつもキャッチボールしながら、互いに変形させら
れ続けてゆくことだ。よくある、「まずはコンセプト
があり、次にそれを形にする」というスタティックな
一方通行では、世界のダイナミクスなど記述不能なの
だ。まずは、この古典的な方法が片手落ちだと考えら
れる行儀が君の中に無ければならない。ダイナミズム
とはモノローグ（独白）ではなくダイアローグ（対話）
である。