心底「これが師である」と呼べる人と出会ったら

一度その人に徹頭徹尾寄り添うてみるがよい。

 

時にネズミのような脳みそで

“（先生の言うことは）ちょっと違うのでは…”

などと漏らしたくなっても

敢えてそれを黙って飲み込んでみる。

 

するといつの日にか例外なく、

“勘違いした己” が見えてくる。

 

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覚えておいてほしい。

 

本物の師とは、

君が追いついたと勘違いした瞬間、

既に遥かずっと先を

何くわぬ顔で歩んでいるものなのだ。

 

師というものを “理解” という範疇で

推し量ろうとすることが

そもそも君たちの人間初学の証だ。

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逆に、

「弟子のものさし」なんぞでは

そう容易く計測されないことにこそ

 

師の師たる所以がある。