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【-1】と【i×i】

「n o t 」が静的であるのに対し「非」は動的である。
同様に「非」とは、静止より運動、写真より動画、個
体より流体、分解より統合、解析より矛盾、収束より
発散、否定/ 肯定より絶対肯定、実数より虚数、それ
に近い。
【−1】という数字に関していえば、それをただ【+ 1】
の反対とみる静的・西洋的な見方もあるが、その一方
で虚数の二乗【i × i 】という“働き”としてみる動的・
東洋的な記述をすることもできる。このイメージに照
らし合わせれば、前者の“結果のみの反対”が「n o t」
に該当するのに対し、後者の“プロセス(働き)を含
んだ反対”こそが「非」に該当する。つまり、否定が
静的でなく動的なのだ。
或いは、「not」は、“紅白はちまきで”紅× ( - 1 ) =白(表
裏)という二律背反を意味するだけなのに対し、「非」
は“捻られた紅白はちまき”で紅白二面であったもの
が一面へ化す様を暗示する。前者はで一と多が矛盾す
るが、後者は一即多 多即一のワンネスである。

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