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建築は空間的であると同時に時間的である。
また、建築創造とは、「空気と時間の密度をコントロー
ルすること」であるといえる。そこに人が居ることの
できる場、その為の密度差を計画し仕掛けること。粗
密・濃淡・重軽・陰陽・明暗い・緩急・高低・静動…。
建築空間にこれらの対極による密度差が生じるような
仕掛け(ルール)を仕掛けてやること。
こうした方法によって空気と時間は彫刻され、それが
「風景」や「情景」となってゆくのだ。蜜蠟としての
空気はいつも、自然や住まい手からの刻印、それによ
る変容を待ち続けている。

空気の彫刻
時間の彫刻

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