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建築空間の中で、豊かな交通(コミュニケーション)
が生成する為の方法として“複数の場所・出来事を透
過させる”というものがある。それは、空間の中を「串
刺し団子」のようにみたて、同時進行する場所・時間
を同居させ重層させ貫通させるようにして、並列同居
させる術のことだ。ちなみにこの「串刺し団子」は、
平面方向のみならず断面方向にも同じ対処が可能であ
る。これを多層性・ポリフォニーとも言う。
日本の回遊式庭園、ゴダールの映画、ドストエフスキー
や大江健三郎の文学、武満徹の音楽のようなものに純
粋に住み着いている構成の方法だ。

串刺し団子

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