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「サザエさんの家」は、最初の段階で、一軒の住宅と
して緻密周到に設計されている。
その僅か一場面があの電話のある玄関だったり、食卓
だったり、カツオの部屋だったりするのだ。設計のス
トーリーも同様で、プレゼンでは伝えない部分をも含
め、隅々まで物語として計画し尽くされていることが
必要なのだ。見せないから計画しない、説明しないか
ら準備しない、そんなその場しのぎの“書き割り設計”
には必ず破綻が訪れる。

サザエさんの家

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