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YES 世界を【+ 1】、NO 世界を【− 1】とするのが
西洋の「論理」だ。だが、東洋の「非論理」というも
のは、NO 世界を記述するにあたり、【− 1】でなく【i
× i 】という虚数の“働き”を含む運動として想定した。
ここで、ただの【−1】(実数)と【i × i】(虚数)と
の間には天と地ほどの差がある。いや、次元が異なる
のだ。いずれせよ「− 1」という結果が同じならよい
訳ではないのだ。
例えば、白黒反転コピーを2 回したら元に戻る(デジ
タル)と考える西洋に対し、東洋は、決して「元」に
は戻らず違う場所へ行くとする( アナログ)。仏教、
否定の論理(非)とは、結果としての「- 1」(リアル)
ではなく、あくまで(×という)“働き”を通過する「i
× i」なのだ。これは、一旦「あの世」へ足を踏み入
れ再び戻ってくるアクション(1 → i → i 2)だ。「あの
世×あの世=この世」なる思考では、一旦あの世(虚数:
i )へ足を踏み入れ、そして再び戻ってくること(実数:
i 2)で、確実に次元はひとつ上がっている。

虚数とあの世

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