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「営業マンがソバを食べる」とする。
“営業”と“麺作り”は、職業の質として決して比較
できないものであるが、5 0 0 円という貨幣を介して、
それら質の違うものどうしの間に橋渡し(交通)が成
される。これが貨幣というものの役割であり、マルク
スが“命がけの飛躍”と呼んだものである。
この交通、交換、翻訳という異種格闘技を支える概念
にこそ、建築コンセプトを組み立てるにあたり欠かす
ことのできない“二つの事象を結びつける視点”が棲
みついている。

営業マンのソバ

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