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取るに足らぬ浅智恵や

その場限り聞きかじりのパッチワークで

建築へかおうとするのは

昨今の建築界の皮相だ

そういうものは

根ならぬ花

動脈ならぬ毛細血管なのだ

 

建築はいつでも、大きな樹木のように

どこから責められても創作の道筋や情念が

正々堂々と示され得るものでなければならない

 

どれだけ深い根も

どれだけ先端の花も

それらが互いに相即不離の一枚布で

分かちがたく結びつけられ合っていること

 

こういう建築を「体系的な建築」という 

体系的な建築 

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