時代の流行、
目先の派手なイリュージョンへ迎合し、
即効性の評価を求めてはならない。
「理解されぬこと」に耐え続ける「胆力」を持つのだ。
建築はデイトレーディングではない。
長期の建築的質を確保する手法を
信じることができなければ
いっときの打ち上げ花火に終わってしまう。
僕が建築を志した頃にも、
建築雑誌もがこぞって持ち上げ誌面を賑わす
イリュージョン建築家たちが沢山いた。
でも、その殆どが今は見かけられなくなっている……
大切なのは
登頂するまで辞めないこと、
そしてその途上で
いつも己を更新し続けてゆけること。