top of page

空っぽの基底から

すべての風景が

“有” るようにも “無” いようにもなり

結果としてそれは

光にも影にも結実する

 

この「支点」の在り方が

「超越論的」と呼ばれるに対し

結果としての極のみを見据える眼差しは

「超越的」と呼ばれる


流れ変わりゆく世界を記述するに際し

前者は “動画” として

あるがままを受け入れるが

 

後者は“静止画”として

世界の一瞬を固定してしまい

他の瞬間を捨て去ることで

世界を抽象化し理解しようとする

超越論的

bottom of page