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目を閉じ、頭の中に真っ赤なリンゴを
思い浮かべてみてほしい
次にそれを消して真っ暗にしてみる
このとき
君の意識の背景にある黒い幕
これを「意識野」と呼ぶ
意識野は現実に「有る」ものではないが
でも全く「無い」のか
と問われればそう言い切ることもできない
つまり
「無いという在り方で有る」
というが正しい
こういう在り方を「空」という
「有」と「無」の背景にあって
そこからその両極が発生してくるなにか
それじたいは“無いという在り方で有る”
そうしかないような「空」っぽなナニカ
「有」と「無」の基底としての「空」
これを関数でいえば
「有」はy = 3 6(実体として有る)
「無」はy = 0(実体として無い)
そして「空」はその両極を産み出し区別する
y = x 2 (二乗)という“働き”のことだ
この関数も
“無いという在り方で有る”
ナニカである
「空」の本質とは
いつも入力を待ち続け
入力されると出力をする「働き」なのだ
空
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