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真の意味での師とは、

弟子より経験知識のある者のことではなく、

『人生ここまでやっていいんだ』

という度胸を見せてやれる者のことだ。

人は皆、学校で教育を受けるなか

頼まれもしないのに

勝手に自分で自分の鳥籠を組み立て

自からその窮屈な中へ閉じこもってしまう……

そして、広く自由な外の世界を羨んでいる。

そんな弟子たちの

「世界って きっとこのくらいだよ……」

という安っぽい幻想を蹴り倒し

彼らを不自由な鳥籠から救出してやれる者。

そのとき彼は師と呼ばれるのだ。

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