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幼少期、僕は鏡を前にしては
自分に“顔が無い”と感じた
それは顔の造作が芳しくないというだけでなく
運動音痴な生徒
女子学生から興味を示されぬ生徒
覇気の無い生徒
皆の輪に入れない生徒
先生から興味を示されない生徒
印象に残らない生徒
そんな存在だったからなんだ
机に置かれた御飯に
「大好きだよ」「バカヤロー」「無視」
の三方法で接する、という実験がある
まず腐るのが「無視の御飯」だ
関心が示されぬ生徒がいる様な教育は
非道以外の何物でもない
僕はこのことを
今となっては日々一番に
自身に言い聞かせることである
無視の御飯
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