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太古の時代、地球は一面の野原で、
どこにも道などなかった。
しばらくして誰かが、足の裏から血を流しながら、
鬱蒼とした草むらをなぎ倒し
突き進んだからこそ「轍」ができた。
その後、
歩きやすく痛い目に遭わないから、
皆 楽して人の作った「轍」に続こうとする。
そう、
自分のオリジナルな人生とは、
他人が踏み倒してできた「轍」を、
楽な二番煎じとして使わせてもらうことではない。
苦痛を代償として得られる
君のオリジナルな建築世界の開拓は、
いまだかつて誰も歩くことのなかった
君自身が作った轍の風景を
皆に見せることになる。
轍
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