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建築は職業ではない
建築とは「職業」でなく「生き様」だ。
ARCHITECTUREとは、
ギリシア語で“原理”を示す「アルケー」
と
“技術”を示す「テクネー」
でできている。
すなわち本来の建築とは、
「(世界の)原理を知る技術」という
壮大な使命を持っていたのであって、
今のように“ビルヂングを建てる技術”という
狭い職業に閉じ込められていた訳ではない。
であるからこそ建築というものは、
己の「生き様」一切と関わりを持ちながら
世界と接することが成されなければならない。
このことは禅の世界観とも通ずる
(別に工夫なし)
もし君が建築を、単なる技術や知識
と考えているならば、
それは片割れの「テクネー」しか意味していないこと
に気付くべきだ。
建築を窮屈に閉じ込めていた鳥かごの扉を開いてやり、
本来飛べる筈だった自由な大空へ放ってやること。
その為に建築人がせねばならぬ人生と建築の精進
これを僕は
「建築道」
と呼ぶのだ。
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