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世界を“対極の二項対立”と見てはいけない
確かに、男と女、明と暗、
重と軽、自己と他者、クールとホット…
これらはいつも結果としては
二極の対立の顔つきをしているが
僕たちはこの二(対極)を“捻る
こと”で一にしてやることもできる
運動会の「紅白はちまき」を
先端で1 8 0 度捻り
「紅の面」と「白の面」を貼り合わせてみる
すると
それまでは「紅v s 白」の“二面”(二元論)
あったものが
「紅=白」というひとつらなりの“一面”(非二元論)
になる
この“捻る”所作こそが
「二でありながら、同時に一である」
という状況を作り出してくれるんだ
間違っても、
「対極」( 紅/ 白) の矛盾を前に困惑し
それらを混ぜ
桃色にしてしまってはいけない
あくまで紅白は「紅 v s 白」のまま
しかし同時にそれが反目にならず
「紅=白」という一枚布でもあること
この“捻る”眼差しこそ、
世界を観察する際の一番奥にある眼差しであり
要なのである
建築道はこの向きを行こうとする
紅白はちまき
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